最初で最後の私の恋【完】

『えっ…？』

「俺まだなっちゃんが好きなんだ｡俺じゃだめかな？？」

『あ､あのぉ､えっと…』

こういうのに慣れてないからどうすればいいかわからない

『えっと…私…』

ｷﾞｭｯ

えっ…？？？

「翔…？？」

「悪いけど僕のだから他の人あたってくれる？？」

『せ､先生…』

「俊介､これだけは譲らない｡いつも僕が譲ってやったんだから次はお前が譲る番だ」

「翔…もしかしてなっちゃんの好きな人って翔のことだったの？？」

『はい…』

「２人は付き合ってるの？」

『は「そうだよ」

先生…

「だから今回はだめ｡何があっても譲らない」

「翔お前本気なんだな」

「そうだよ」

「じゃあ俺行くわ｡またね｡なっちゃん」

『えっ､あっ､はい』

ｽﾀｽﾀ

「あっ､それと…翔気を付けろよ｡なっちゃん奪いに行くかもだから♪♪」

「あいつ…なっちゃん､何かされた？？」

『大丈夫』

「よかったぁ」

ｷﾞｭｯ

『先生…みんな見てるよ…』

「あっ｡ごめん…」

『先生…』

「じゃあ病室に戻ろっか♪♪」

『うん♪』