僕のミューズ

返事は勿論OK。
どんな内容であれ、芹梨から誘ってくれたという事実に、俺は完全に舞い上がっていた。

言うなれば、自意識過剰だ。

色々な妄想をセーブするのに必死で、気付いたらデートは明日に迫っていた。


「とりあえず、何着てくかだろ」

家に帰り、クローゼットを眺めながら、また女子高生の俺が顔を出すことになったのは、言わなくてもわかるだろう。


とにかく舞い上がっていた。

芹梨と二人きりで、会えるということに。




















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