~さらとアナゴの75日~

するとかいせいくんは背を向け走って行った。

そして振り返り、
『バイバーイ!!』
と、優しく気遣ってくれた。


正直、一緒に帰りたかった…


でも帰れなかった。

私は泣き出してしまった。


かいせいくん、ごめんね。



まさか、このあとにあんなことが
起こるなんて―…


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