With you...



『今行く!!行くからちょっと待って!!』

「5秒な?5…4…3…2…1-…」

「待って!待って!!」


慌ててゆっくり片付けなんかできやしない。

何を考えているんだ、この男は。





「ぜーろ♪」

『歩夢!お願い!玄関で待ってていいか「えらそーな態度で言ってんじゃねぇよ」

遮られた。

あたしの言葉を遮られてしまいました。





そして歩夢はゆっくりゆっくり、あたしに近づいてくる。

そして―。
「つーかまえた♪」


『っ!?い~や~…』

「逃がさねぇー」




歩夢は後ろから抱き着いてきたのであった。



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