愛の天使が舞い降りた
「好きな人できたら、一番最初に教えてよね!親友なんだもん!力になるよ」
「うん。もちろん」
そんな感じで、二人でガールズトークをしていると、黄色い悲鳴みたいな声が校庭から響く
驚いて校庭に目を向ける
そこでは、サッカーが行われていた
「あぁ、米山光夜か」
「米山…?あ、生徒会長!」
米山光夜(ヨネヤマコウヤ)
うちの高校の生徒会長
成績優秀、運動神経抜群、容姿端麗の我が校のアイドル的存在
しかも、どっかの会社の社長の息子らしい
そりゃ、女の子がほっとかないわけだね
「凄いなぁ、砂糖に群がる蟻みたいだね」
「園香も蟻になれば?あの砂糖は甘そうだよ?」
「甘過ぎるのは、ちょっとね…」
あんな、大量の蟻さんに敵う訳ないよ
私、可愛くないし
あの蟻さん達は、必死過ぎて怖いしね