愛の天使が舞い降りた
しばらくすると、外で見張りをしていた仲間が男の所に耳打ちに来た
男の目が輝いた
「来い。佐野園香」
そう言って、私の腕を荒々しく掴み、無理矢理体育館の外へ連れ出す
ってか、痛い!
少しは手加減してよ!
痣が出来ちゃうよ!
言いたいことは、たくさんあるが、声が出せない…
「そいつは、関係無いだろ?」
外へ出ると、そこには怖い顔をした棚橋くんがいた
「やれ!お前ら!」
男が合図をすると、男の仲間が棚橋くんに襲いかかる
「何人で来ても無駄だよ」
ため息混じりで、呟いた棚橋くんが戦闘体勢をとる