愛の天使が舞い降りた
ラビィの口から紡がれた言葉を理解するのに、少し時間がかかった
私の相手が棚橋くんじゃない
『…本当の相手は、米山光夜…双子違いだったの…』
米山光夜…生徒会長?
今、その名前を聞いて浮かんでくるのは、いつかの馬鹿にした笑い声と冷たい笑顔
『本当…ごめんなさい…』
「間違えたから…どうなるの?…私と米山光夜をくっ付けるの?」
今さら遅い
私は棚橋くんが好きなんだ
『うん。それがボクの仕事だから』
仕事?
そんなの知らない
いきなり現れて、勝手に運命を告げて、間違えた?
ふざけてる…