愛の天使が舞い降りた

「…好きなの…棚橋くんのこと…好きなのに…私の…運命の人は…違うって…だから…」


「運命…か。そんなの、俺は信じない」


そう言う棚橋くんの真剣な目が、私を見つめて離さない


「あったとしても、俺はそれを無理矢理ねじ変える」

「え…ッン…」


言葉を紡いだその唇は、そのまま私のそれに押し当てられる

触れるだけの口付けから、どんどん深く甘くなる

頭が麻痺する寸前で、解放される私の唇


「…好きだよ?園香」


そして、彼の唇から紡がれた甘い言葉


「えっ…」


信じられなくて、目を見開く
色々驚き過ぎて、いつの間にか涙は止まっていた

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