愛の天使が舞い降りた
変わった運命
さっきと同じように歩く
でも、さっきとは少し違う繋がれた私たちの手
その、温もりに顔が熱を持つ
「あの…棚橋くん?」
「…優夜」
くるっと私の方に顔を向けて、彼は言った
「え?」
「"え?"じゃないよ。名前で呼んで。…俺の彼女でしょ?」
"彼女"という言葉に、また更に熱を増す私の顔
「ゆ…優夜…くん」
「…"くん"いらないんだけどなぁ…まぁ、いっか。真っ赤になった園香が、可愛いから許してあげる」
私の大好きな笑顔で、甘い言葉を紡ぐ唇
もう、十分に赤い私の顔が更に赤くなるのがわかる
心拍数も尋常じゃない
こんなんじゃ、心臓もたないかも…