愛の天使が舞い降りた

「…ちなみにさ」

ラビィが消えて、無言で再び歩き出した私達

そんな沈黙を破ったのは優夜くんだった


「ん?何?」


ちょっと、ムスッとした顔をしている優夜くん


「前の相手って…誰?」

「…え?」


前の相手って…
あ、リスト更新前の私の運命の相手のこと?

ん?これはまさか…
プチ妬きもち?

どうしよう…嬉しい…


「…誰だったの?」


嬉しさに浸ってた私を、優夜くんの声が引き戻す

ヤバいヤバい…
嬉しさに浸ってる場合じゃない

質問に答えなきゃね


「…米山光夜くん…優夜くんの双子さんだよね?」

「…あいつか…」


米山光夜の名前が出ただけで、眉間に皺をよせる優夜くん

相当嫌いなんだなぁ…

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