愛の天使が舞い降りた
「えっと…大丈夫だよ?!米山くんとは同じ学校だけど、話したこと無いし。生徒会長との接点なんて、無いし。クラスも一緒になったことも無いし。あと…」
「あー…うん。もう大丈夫。園香のこと信じてるから」
指を折りながら考えていると、優夜くんがストップをかけた
「本当?」
「うん。本当。ってゆーか、アイツになんか渡さないし」
また、あの自信たっぷりの眼差し
と同時に私の大好きな優しい瞳
その瞳に映るのは、私だけであって欲しいな
だから…
「…絶対渡さないでね?」
「だから、渡さないって言ってるだろ?…何回言わせる気だよ」
って言う優夜くんの頬が、ほんの少し赤いのに気付く