―《実話》―永遠の初恋~今でも君を愛してる~
誰だ?
と思い後ろを振り返った。

その肩を叩いた人は玲だった。


玲は今日、たまたま部室の掃除当番だったため早く来らしい。



「浩樹君、こんなに早くどうしたのぉ?あっ!もしかして私と一緒で掃除当番だったぁ?」


玲が笑いながら話しかけてきてくれた。


「ぃや、たまたまここを通りかかっただけだよ」と答えた俺。


会話を潰してしまった。


それから少し沈黙が続いてしまった。


その重い空気を玲が打ち消した。

「暇ならさ!私の掃除手伝って欲しかったり……。」

と少し恥ずかしそうに言った。


もちろん俺が返した言葉は、
「おぅ!いいぜ!」


玲は嬉しそうに笑った。


掃除は思った以上に辛く、大変だった。

20分くらいしてやっと片付いた。
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