―《実話》―永遠の初恋~今でも君を愛してる~
病室の外には玲のお母さんがいた。


「おばさん・・・。玲は・・・・。玲は大丈夫なんですか?・・。」


「わからないわ・・・。玲が中にいるから入りましょう・・・。」


俺は病室に入った。


玲はよこたわっていた。もう体に力が入らないのかこっちを振り向くのが限界のような感じがした。


「玲・・・。大丈夫か?・・。」


「浩樹・・・・。私・・・。も・・・う・・・ダメかも・・・しれない・・・。」


「おい・・。何言ってんだよ。一緒にクリスマス過ごすって言っただろ・・・。あと卒業式も一緒に出ようって言っただろ・・・。何弱気になってんだよ・・・。
指きりだってしただろ?だから・・・。ダメとか言うなよ!」


「ごめ・・・んね・・・。私・・・弱気になっちゃ・・・ダメだよね・・・。」
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