《短》私の秘密★【完】
何でフルネームかは自分でも謎。



「タツ!私の双子の姉。二卵性だから似てないけど、ちゃんと双子だから」



何て言いながら耳を近付け、「“ブス”って言ったら刺すよ?それと、亮英の彼女だから」と言って、すぐに離れた。



「マジか…」



「うん。てか、退いて?」



「何でや」



「お弁当、食べたい!」



私は嵐山辰己、改め、タツを退かし、机にお部屋を広げた。

「タツって言われたの初めてや」と、タツは机に座る。



「行儀が悪いよ」



「お前が座ったからやろ」



つまんない言い合いをする私たち。

那々は「私はどうすれば…」と、俯いてる。
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