《短》私の秘密★【完】
私は距離を保ちながら歩き、職員室へと来た。

それぞれの担任の先生のところへ行き、挨拶をする。

那々の担任はまだ25歳と若い、香山ーカヤマーという女性の先生。

私は、時田雅明ートキタマサアキーって名前の、40後半のおじさん先生。

色目使われないだけ、ましかな。



「教室、行こうか」



「はーい」



軽く返事をし、時田先生と那々たちより先に教室に向かう。

二卵性の双子だから似てないのは当然だけど、あまりにも似てないから、前に先生たちに会った時、驚いてた事を思い出す。



「うちの高校は、私立と違って暖房ないから、体調管理は気を付けてな?」



「はぁい」



…軽く厭味だな。
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