《短》私の秘密★【完】
お昼に買っておいたお茶を飲みながら、私は「タツはモテるんでしょ?」と、亮英に訊く。
「そりゃあな」
「私、イジメられるかな?」
「お前をイジメるヤツが居たら見てみたい」
…何でだよ;;
意味不明な事を言う亮英に、私は「馬鹿でしょ?」と言い、参考書を膝に開き、シャーペンを手にした。
「ここでも勉強かよ?」
「うん。就職したいなら、“成績は上位でな”って、親に言われたし」
どうしてあの顔で、厳しいのかと言えば、“あの顔”だからだ。
余所様に太刀打ちするには、頭脳面でしかないのだ。
容姿面では確実に敵わないから。
両親はプライドの塊。
「そりゃあな」
「私、イジメられるかな?」
「お前をイジメるヤツが居たら見てみたい」
…何でだよ;;
意味不明な事を言う亮英に、私は「馬鹿でしょ?」と言い、参考書を膝に開き、シャーペンを手にした。
「ここでも勉強かよ?」
「うん。就職したいなら、“成績は上位でな”って、親に言われたし」
どうしてあの顔で、厳しいのかと言えば、“あの顔”だからだ。
余所様に太刀打ちするには、頭脳面でしかないのだ。
容姿面では確実に敵わないから。
両親はプライドの塊。