《短》私の秘密★【完】
「襲われに来たんかー?」



「……襲わせないよ」



私は吏望君をあしらいながら、二階のタツの部屋へ。

本当にエロ本を読んでるか確かめる為に、静かにドアを開けた。



「何してるんやー?」



ーードンッ



「――った!;;」



私は吏望君に突き飛ばされ、ドアに額を打ち付けた。



「どこが爽やかな慶應ボーイなのっ!;;」



私は額を擦りながら、吏望君を見た。

吏望君は「雑誌の見出しを信じとるとはアホやなー(笑)」と、ズカズカとタツの部屋に入って行く。

…てか!



「今、エロ本、隠したでしょ!」



私はタツを指差した。

タツは「んなわけあるか!」と、ムキになる。
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