《短》私の秘密★【完】
…絶対、隠したっ!!



「退いてっ!!」



私はベッドのフレームとマットの間から、エロ本を引っ張り出した。

…何冊あんのさっ!!



「どんだけ女子高生が好きなのっ!!」



「音々ちゃんも女子高生やろー」



「黙れ詐欺モデル――ッ!」



「ぐさーっ!(笑)」



私の怒りの突っ込みに、吏望君はふざけて笑い、胸を押さえた。

私は吏望君を突飛ばし、ドアのところに落としたままの鞄を取りに行く。



「ご立腹やなー;;」



「煩い」



何かと本当に煩い吏望君を睨むタツに、母子手帳を渡した。
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