鬼畜王子のメイド様。



「なんでだろ。…俺、病気かな?」

「…違うでしょ」

「だよな。はぁ~いつも一緒にいるからだろうな」

「…そうだね」



“いつも一緒”


その言葉がなによりも嬉しかった。
私と同じ考えだったから。


「やべぇ…頭痛ぇ」

「えっ?ちょ、寝なさい!冷えピた、新しいの貼るから」


私は新しい冷えピたを用意して雨宮の熱いおでこに貼ってやった、

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