鬼畜王子のメイド様。



「そういえば修也の熱は下がった?」

「念のため今日はお休みだって」

「美月ちゃんのこと考えすぎてるから熱出るんだよ、きっと」

「…あはは」


そうだと嬉しいなと思ったのは内緒。
ぜーったい内緒です。


雨宮は私のこと考えてくれてる?


別に可愛いとか思われてなくてもいい。


ただ、雨宮の中に私という存在があってほしい。


…私、片思い中の女の子みたい。


…片思い中なのかな?


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