鬼畜王子のメイド様。
「じゃあ私、こっちだから。修也によろしく伝えといて」
「はーい」
桜子さんと別れ雨宮んちに向かおうと曲がり角を曲がった瞬間、見覚えのある人に出会った。
「…和樹、くん」
「久しぶり、美月ちゃん」
何で、こういう時に会うのかな…。
超きまずいんですけど…助けて。
「元気にしてた?メイドの仕事、忙しいみたいだけど」
「…まぁ。和樹くんは?ケーキ屋のバイト順調?」
「まぁね。俺がいるから売れ行き上々」
…あはは、そうなんだ。