鬼畜王子のメイド様。



そばにいてほしい。ただ、そばにいてくれたらそれだけでいい。


「修也に電話しちゃう?」

「え!?だ、だめ!絶対だめ!」

「何で?そばにいてほしいでしょ?」


そ、そうだけど…。
こんな時間に悪いよ…。


雨宮だって明日も観光するだろうし。
まぁ私はお留守番させて頂きます。


「私たちも風邪うつるのやだもん」


そう言いながら私の頭を撫でてくれた。

私と雨宮を二人きりにしてくれようとしてる。

優しいよ、二人とも!!

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