鬼畜王子のメイド様。



「あほか」

「違うの?でもお似合いだよ、二人」


こいつはからかってんのか?
それとも本気で言ってる?


好きか?って聞かれて否定はできない。
でも好きかどうかもわからない。


あいつのそばにいると楽しい。
そばにおいときたい。いわゆるマスコット。


俺は拓哉を無視し、昼休み屋上へと向かった。


あ~晴れてる。

すげー天気いいし。


こんな日に、あいつはドタバタ暴れてるんだろうな。

と、美月を想いながら空を見上げた。

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