鬼畜王子のメイド様。




「給料。本当は昨日渡そうと思ってたんだが」


雨宮は「はぁ」とため息をついた。
ため息ついたら幸せが逃げるんだぞ!


「あ、ありがとうございます」

「これからもみっちり働いてもらうからな」

「あ、当たり前でしょ!」


私はうさぎの抱き枕を投げつけた。
そして…投げ返された。


「い、いった~!」

「お前が余計なことするからだろ、あほ」


くっそぉぉお!!
いつか仕返し、してやるんだから!!

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