鬼畜王子のメイド様。



気がつくと、雨宮の家が隣にあった。
…あぁ、もうついたのか。


「じゃあ私はこれで」

「うん。じゃあね、美月ちゃん」


ゆっくり和樹くんの顔が近づく。
も、もしかして…キス!?


「おい。人んちの前でいちゃつくのやめろ」


抵抗しようとした瞬間、鬼畜の声が。
た、助かったぁ。

ナイス、雨宮!


チッと舌うちし、悔しそうな顔の和樹くん。

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