天国へのカウントダウン




「今日は…彩…来てたか?」





『ぇ…あ…来てないよ…』




「そっか…」





『大丈夫かな…』





「明日こんかったら俺が説教しに行ったる!」





は?
何言っちゃってんだよ…





『え…ほんと?』





「お…おう…任せとけ!」




『優しんだね…亮くんは…』





優しくなんかない…
不幸を呼び込むだけの男だよ…





「うっせ−!普通や!普通!!」





『彩ちゃんが羨ましいな…』





「は…?」





『何てね…!冗談だよば〜か』





「てか最後にばか付けるの真似すんなよな!」





『へへ…ば〜か』





「このやろ〜」





久しぶりに笑った…
柚希といれば楽しい
心の闇を溶かしてくれる大切な“友達”…




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