天国へのカウントダウン
沈黙…。
『言わなきゃわかんないよ…』
「あの時の嘘…」
『え?何?』
「だから…あの時の嘘が彩を傷付けた…」
『それだけ…?』
『それでもう関わらないって?』
「うん…」
『意味わかんないよ!』
廊下中に響く由梨の声…
『亮の想いはそんな程度だったの…?』
「…」
『最低…そんなん最初から好きになんて
ならん方がよかったやん!』
『うっせえよ…』
亮も我慢できずに教室から逃げようとした