天国へのカウントダウン



しばらく何もないままただひたすら
“手術中”の明かりが消えるのを待つ…



『彩ー?』



『彩は?…彩はどこですか?』


(落ち着いてください)



(ご家族の方ですか?)




『はい…彩の母親です…』



彩のお母さん…
だいぶ混乱してる…大丈夫かな…



(小林さんは今、緊急手術中です)




『一体何があったんですか!?』




(詳しい事はわかりませんが…
学校で倒れられたと…)





「…」




僕と、彩のお母さんの目が合った…



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