天国へのカウントダウン




カ−テンから眩しい光が病室に入ってきた
徹夜するはずやったのに
気付いたらもう朝…





「ん…?あれ…もう朝?…寝てもたんか…」
でも、彩の手はしっかり握ってた





「彩…朝やで?めっちゃええ天気や」





「こんな天気よかったらどっか行きたいな…」





「遊園地とか、海とか、散歩とか…」





「彩と行きたい所いっぱいあるわ!」





なんてな…





「彩が元気ならな無理やからな〜!」





行きたかったな…
彩と…





「ば−か」





ほんまは行けんけどな…
頑張っとる彩にもう会われへん…
とか言えるわけない…




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