天国へのカウントダウン
『あの…』
「誰?何かよう?」
眠たかった僕は彼女に
敢えて冷たく接してみた
『谷崎くんいますか…』
「僕だけど…?」
『平川柚希です…昨日メ−ルした…』
ぇ…まじかよ…
彩が来たらどうすんだよ…
「ぁ…うん…返事返せなくてごめんな?」
『いいよ−そんな事気にしないで!』
「う…うん…わかった」
早く…
見られたら絶対勘違いされるよ…
『次はメ−ル返してね…?』
「うん…返信するよ…」
『じゃあまたね』
「また…」
…よかった−!
ギリギリセ−フかな
でも後ろのドアが
なぜか半分開いてた…
「昨日の日番誰だよ…」
僕は日番のせいにして
あまり気にもしなかった…
いや…ただ真実から
逃げたかっただけかもしれない…