天国へのカウントダウン
「何か今日変やわ…」
さっきの文字が気になって仕方ない…
「よく寝すぎて馬鹿になってもたんかな…」
電車の中で1人呟く…
周りから見れば痛い子だよな…
『何独り言いってるの?変なの…』
柚希だ…
最近同じ時間の電車だと知って
たまに一緒に学校に行く
「うっせ−よ!ばか」
『何かあったの…?』
「何もないけど…後ろ向いてみて?」
『え…こう…?』
「だよな…」
何も書いてなかった…
『え…?何なの?ちょっと…!』
「うるせ−!何もねえ」
俺が馬鹿だった
そんなわけないよな…
電車が駅に着いた
『ちょっと…置いてかないでよ!』
「うるせ−ばか!」