Black King


私は、ナンパがイヤでダサい格好で自販機の近くにいる。


小説とかだと、直ぐにナンパされるけど以外とそうでも無い。


これが現実。


普段なら寝てるはずの時間。


「ねみぃ…誰か声かけてくんないかな?」


なんて思いつつ瞼が重くなってくる。


「……………ぃだ…」


急にオデコに痛みが走った。


「バカか?」


そう言って目の前に立つ男。


顔はイケメン。


コイツがデコピンしたのか。


まぁ、イケメンに免じてバカ発言は許してやろう。


「これって…ナンパ?」


私が言った瞬間に顔を歪めたイケメン。

< 2 / 9 >

この作品をシェア

pagetop