Black King
私は、ナンパがイヤでダサい格好で自販機の近くにいる。
小説とかだと、直ぐにナンパされるけど以外とそうでも無い。
これが現実。
普段なら寝てるはずの時間。
「ねみぃ…誰か声かけてくんないかな?」
なんて思いつつ瞼が重くなってくる。
「……………ぃだ…」
急にオデコに痛みが走った。
「バカか?」
そう言って目の前に立つ男。
顔はイケメン。
コイツがデコピンしたのか。
まぁ、イケメンに免じてバカ発言は許してやろう。
「これって…ナンパ?」
私が言った瞬間に顔を歪めたイケメン。