束縛する人
格闘しているのは、優とわたし。


他の6人は、テーブルの準備や、布団ひきの係。



まぁ、あっという間にそんなのは終わり、リビングでのおしゃべりに夢中。



「手伝おうか?」のひとこともなし。



少しイラッとするけど仕方ない。




「え〜何これ〜」だの、

「嫌だぁ、目がこっち見てる」だの、


キャーキャー言うだけの姿に、暑さでイライラも最高潮の優がキレてしまったから。



「暑苦しい!!!
あんたらあっちに行ってな!」って。



思わず、私まで立ち去りそうになるくらい、怖かった。
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