ゴルゴンゾーラ
「ケンジ君、開けてよ。アタシは健一さんの彼女でアンナっていうの。健一さんに言われてここに来たの……。あなた、ずっと前から“お姉ちゃん”が欲しかったんでしょ?」
その言葉を聞いた瞬間、僕の中から恐怖は消え去り、僕はドアを開けていた。
「あ、やっぱり居たんだ……」
そう言ってアンナはツカツカと部屋の中に入っていった。
アンナに続いて僕も自分の部屋に入っていった。
部屋に入るとアンナは僕のベッドの上に座り、キョロキョロと部屋中を見回していた。
「へぇ〜、結構綺麗にしてるんだね」
そう言ってアンナは僕のベッドにゴロンと寝そべった。
そんなアンナを見て僕は正直いい女だと思った。
この女は兄貴の彼女だ。
という事は普通に兄貴とセックスするんだよな……
さっきまで幽霊じゃないかと恐怖を抱いていた女に僕は欲情していた。
この時アンナに欲情した事を僕は一生忘れないだろう……。
「あの……アンナさん、どうして急に僕の部屋に来たんですか?兄貴に頼まれたんですか……?っていうか、兄貴は今どこにいるんですか……?」
ぎこちない僕の問い掛けにアンナは真っすぐ僕の眼を見つめて言った。
「別に健一に頼まれてきたわけじゃないよ。ここに来たのはアタシの意志……。あなたの事が気になったから来たの……」
そう言いながらアンナは僕の頬に手を掛けた。
アンナに触れられ僕の鼓動はさらに早くなった。
アンナの身体からはとてもいい匂いがした。
「……あの、兄貴は今どこに……」
「あなたが思っているよりずっと近くにいるのよ……。そして、いつもあなたの事を気にしてる……」
言葉と視線を絡み合わせ、アンナは静かに僕を抱き寄せ、体を密着させた。
「ねぇ、あなたずっとお姉ちゃんが欲しかったんでしょ?今日からアタシが貴方のお姉ちゃんになってあげる……」
そう言ってアンナは僕を抱きしめたまま、自然に僕をベッドに誘導した。
この時すでに僕の頭の中は真っ白になっていた。
これから僕はアンナと……。
真っすぐに僕を見つめているアンナを見下ろしながら、僕はこれから先の事を考えていた。
【続く】
その言葉を聞いた瞬間、僕の中から恐怖は消え去り、僕はドアを開けていた。
「あ、やっぱり居たんだ……」
そう言ってアンナはツカツカと部屋の中に入っていった。
アンナに続いて僕も自分の部屋に入っていった。
部屋に入るとアンナは僕のベッドの上に座り、キョロキョロと部屋中を見回していた。
「へぇ〜、結構綺麗にしてるんだね」
そう言ってアンナは僕のベッドにゴロンと寝そべった。
そんなアンナを見て僕は正直いい女だと思った。
この女は兄貴の彼女だ。
という事は普通に兄貴とセックスするんだよな……
さっきまで幽霊じゃないかと恐怖を抱いていた女に僕は欲情していた。
この時アンナに欲情した事を僕は一生忘れないだろう……。
「あの……アンナさん、どうして急に僕の部屋に来たんですか?兄貴に頼まれたんですか……?っていうか、兄貴は今どこにいるんですか……?」
ぎこちない僕の問い掛けにアンナは真っすぐ僕の眼を見つめて言った。
「別に健一に頼まれてきたわけじゃないよ。ここに来たのはアタシの意志……。あなたの事が気になったから来たの……」
そう言いながらアンナは僕の頬に手を掛けた。
アンナに触れられ僕の鼓動はさらに早くなった。
アンナの身体からはとてもいい匂いがした。
「……あの、兄貴は今どこに……」
「あなたが思っているよりずっと近くにいるのよ……。そして、いつもあなたの事を気にしてる……」
言葉と視線を絡み合わせ、アンナは静かに僕を抱き寄せ、体を密着させた。
「ねぇ、あなたずっとお姉ちゃんが欲しかったんでしょ?今日からアタシが貴方のお姉ちゃんになってあげる……」
そう言ってアンナは僕を抱きしめたまま、自然に僕をベッドに誘導した。
この時すでに僕の頭の中は真っ白になっていた。
これから僕はアンナと……。
真っすぐに僕を見つめているアンナを見下ろしながら、僕はこれから先の事を考えていた。
【続く】