もう一度だけ


お店に着いた。

そこに黒い影が見えた。


君だ。

私はゆっくり君に近づいて行って、君は私に、気づいた。


緊張のあまり、どうしていいのか分からなかったけど、

「寒いね」って言ってみた。

そしたら君は、

「寒みぃ~」って答えた。


君も私と同じに緊張してるんだなって思った。





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