★sweet×pain・bitter×love★(仮)
「はい、箒よろしくー♪」
「あ・・・」
無理矢理私に箒を持たせる。
言いたい事もハッキリ言えない
この臆病さ・・・、嫌になる・・・
こんなだから、プチいじめに
あうんだろうけど・・・
《こんな学校に通う理由なんて
一つだけ・・・》
「おい…」
突然、低い声が響いた。
それと同時に私の手から箒が
無くなり、代わりに暖かな手
が触れた。
「・・・ぁ、逢二くん・・・っ」
「掃除くらい自分でやれば」
《逢二くんに、
会いたいから・・・――――》