俺様ヤンキーに愛されて。
「………白金?」
あたしは白金をジッと見つめる。
「押さえてんだよ」
急に小さくなった白金の声。
「なっ…何を?」
あたしも声を小さくして話す。
「だから……っ」
白金は途中で話すのをやめてしまう。
「白金…?」
何?
「だからお前を抱きたい気持ち
を押さえてんだよ」
………え?
白金はそう言った後に顔を上げた。
「白金っ………」
あたしの足は何故か震える。
「おびえんなって
襲ったりしねぇから」
白金は笑いながら言っている。
「ゴメ…」
あたしまだ覚悟出来てない。
付き合って少しだし。
なんて言い訳だよね…。
怖いんだ……。
何がって言われると完璧に答えられないケド…怖いの。