俺様ヤンキーに愛されて。









「泣き終わったか?」












そう言って白金はあたしから身体を離す。












「うん…ゴメンね…?」













あたしは手でまつ毛についた涙を拭いながら答える。













「んな事でいちいち謝んなよ」




「うん…」













………白金。



あたしが泣き終わるまでずっと抱きしめててくれた。







ありがとう…。














「そうだみあ


俺の愛車乗せてやろうか?」





「え!?」











あたしは驚いて目を見開く。




あ…愛車?





もしかして…。













「白金…車乗ってるの?」












…法律違反だよ。






あたしがヒヤヒヤしながら返事を待っていると……。













「ははっ


んなワケねーじゃん」













白金が突然爆笑した。













「ー………????」












なっ…何で!?












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