俺様ヤンキーに愛されて。
声に反応してあたしを含めて四人は声のした方を振り向く……
「し…ろがね…」
あたしの瞳からさっきよりも大粒の涙がこぼれ落ちる……。
「…ったく
バカだなお前は」
白金は大きなため息をつく。
ーグイッ
あたしの腕をつかんでいる男の手を払いのけて白金は自分の方へとあたしを引き寄せる。
「俺にビンタなんかすっからバチがあたるんだよ
バーカ」
「白金………」
怒ったんじゃないの?
戻ってきてくれたんだ……。
「ありがとうっ……」
あたしは白金の制服のネクタイをギュッと握りしめる。
「お前等俺達を無視してんなぁ!!!」
男三人があたし逹が相手にしなかったせいで怒りだしている。
「女の前でボコボコにしてやるょ!!!」
そのうちの1人が殴りかかってくる。
どうしよう!!殴られる!!!
「っ……!!!!」
ーボコッ
生々しい音が響いた瞬間
殴りかかってきた男が倒れていた。
「っ…え……?」
あたしはビックリして声が出ない。
「みあ
俺がぜってぇ守るから後ろにいろ」
ードキンッ
白金がカッコよく見えた。