俺様ヤンキーに愛されて。
「なっ何よ忘れるって…」
「……さっきの事覚えてるならそれでいい」
まったく理解出来ない。
あたしが白金の事忘れた事なんてあったっけ?
「ていうか…早くおろして」
ずっとお姫様抱っこしたまんまだし。恥ずかしい。
白金はあたしの顔をジッと見る。
「なっ何よ!!!!」
あたしは早くおろしてほしくて強気な言葉を投げかける。
「可愛くないから
ぜってぇ下ろさねぇ」
は??????
白金はだだをこねる子供みたいな顔をしてそっぽを向く。
「かっ可愛くないってアンタもカッコよくないじゃない!!!!」
「な゙っ……!!!!!」
白金は驚いた顔をしてこっちへと振り向く。
「さっきカッコよかっただろーが!!!!」
「はっ…はぁ!?
どこがよ!!!!」
「ったく…お前って…」
白金の金色の髪がキレイに揺れる。
透ける髪から見えるのは
白金のキレイで真剣な瞳………。