俺様ヤンキーに愛されて。
「ぜってぇ俺に惚れさせてやる」
ってまた思い出してるしー!!!
あたしは今学校にいる。
朝早くだから教室にはあたし1人だけ。
「うぅー……」
あたしは机にうつぶせになる。
頭から離れない。昨日のアイツの言葉が…。
悔しいケド
キュンッってしたのは事実なんだよね…。
あんな最低キス泥棒に…。
でも…助けてくれた。
昨日も。
電車でも。
優しいのかな?
ーコツンッ
「!!!?」
頭に何かあたった?
うつぶせだから当たったのが何かを確認出来ない。
あたしは頭を起こしてあたったのが何かを確認する。
「ーー……!!!???」
「オス。みあ」
しっ……白金!!!!?
片方の手にジュースを持ってもう片方の手をポケットに突っ込んでいる。
「何か話せよ」
「話す事なんて無い」
「……フッ
つめてぇなお前」
あたしは顔が熱くなるのを感じて下を少し向く。
「……?
お前顔赤くねぇか?」
「!!!!////」
「まさか俺がいるから緊張したとか?」
何で。
何で分かっちゃうの?
あたしは握りこぶしをギュッと握る。
「怒んなよ」
そう言って白金はあたしの手に自分の手を重ねてくる。
握りこぶしが解かれていく…。