俺様ヤンキーに愛されて。
パチッー…。
ここは どこ?
視界がぼやけて何も見えない。
あ
見えるようになってきたー……。
「ん?」
何ここ?
ベッドの上?
しかも何か机ばっかりたくさんある。
こんなトコ知らない。
「気がついたかい?」
「え?」
そこにはココアを入れている優しそうな顔のおじいさん。
てか
何その格好!!
そのおじいさんは警備員?みたいな格好してる。
「どうかしたのかい?」
「いゃあ…」
優しく聞いてくるおじいさん。(警備員?(笑))
「あなたは誰ですか?」
「私かい?」
おじいさんはこっちを向くと入れていたココアをあたしに差し出してくる。
「ありがとうございます」
ココアを受け取り目をおじいさんに向ける。
「わたしは駅員だよ」
「え?」
え
駅員!?
そうだあたし電車の中でスカートが破れて気を失ったんだ。
あれ?
じゃああの金髪の男の人はー…。
駅員さんはあたしの心の中を読みとっているようにあたしにこう話す。
「あの金髪のコは君をここの駅員室につれて来てすぐに立ち去っていったよ」
「あ そうなんですか」
ココアを一口飲む。
あの金髪の人また会えるといいなぁ。
お礼もいいたいし。
あたしは最悪の2回目の再会があるともしらずのんきにココアを飲んでいた。
おいしい。