俺様ヤンキーに愛されて。





「……………」








俺がベッドの横のイスに座ってからしばらく時間がたって…






みあは寝てしまった。







寝顔がかなり可愛い。












「………っ!!!」










俺はアホだ。






みあが熱を出して苦しんでるって言うのに










…キスしたいって


思うなんて。











俺は頭をガシガシッと無造作にかく。












「一旦この個室から出た方がいいな」










俺…何するかわかんねぇし。








俺はドアに手を伸ばした




その時……











ーグイッ










「え?」










俺の制服のすそがひっぱられて俺の動きが止まる。











「……かないで」









みあの小さな



小さな…声。











「え?」










小さすぎて聞こえなかった。










「い…かないで


涼……」





「っ………!!」











< 60 / 473 >

この作品をシェア

pagetop