俺様ヤンキーに愛されて。
「どうしよっかなぁ。
白金くんはやりたくないの?」
七谷さんの甘く高い声が聞こえる。
「やりたいワケねーだろ
てか誰だテメェ」
うっわぁ。
白金かなりキレてるし。
あたしは今大勢の人の中を進んでいるから声しか聞こえないケド白金の声はかなり低くて怒っているとすぐに分かった。
「やぁん
白金くん こ・わ・い☆」
ーゾワァァァァッ
なっ…何!?
今のどこかのスナックのママみたいな声。
思わず身震いをする。
「キモい声出すんじゃねーよ」
白金もかなりヒイたみたい。
「ゴメンね☆
さっきの質問だケドあたしは七谷美鈴。よろしくね」
な…普通に話せるんじゃない。
「よろしくって…
俺とアンタは今以外もう話す事は二度とねぇから」
ザックリ言った。
かなりザックリ言ったよ。
学年一美人の七谷さんに。