俺様ヤンキーに愛されて。








もう少し。




もう少しで白金の所に行ける。


あたしは息が苦しいのをガマンして前へと進んでいく。













「俺


行くわ」










白金のイキナリの発言。













『えぇ!?


してくれるんですか?


してくれないんですか?』





「しねぇ」











白金の声があまりにも怖かったせいか今までねばっていた周りの人達は黙ってしまった。












「し…白金くん…?」











七谷さんもおびえている。










「………っ」










あたしも足を止める。



何かやるっていうの無くなるみたいだしいっか。






今度は元来た道を引き返そうとする。













「っえー…!?」











もと来た道を引き返そうと思ったケドなぜか人の流れで反対に白金達の方向へと押されていく。











「っちょっ待っー…」










ヤバイ。


ヤバイヤバイ。


ヤバイヤバイヤバイ。


足が流れにとられた。








あたしは手を動かして流れに抵抗するがかなうワケがない。







いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!







次の瞬間………








ードターンッ













「っいったぁぁ!!」













あたしは人混みから押し出されお尻から勢いよくコケた。





あたしはお尻をさすりながらコケた場所を見渡す。












「っえ………?」












そこは大勢の人の人混み真ん中。



白金と七谷さんの真ん前だった………。











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