俺様ヤンキーに愛されて。
七谷さんはどうするのよ
あたしがそう叫んだ瞬間情報部の人達の動きが一斉に止まった。
「へ…?」
あたしは拍子抜けして気の抜けた声を出す。
白金を見ると情報部の人達の動きがいきなり止まったのにビックリしたのか戸惑った顔をしている。
「あの………」
あたしは情報部の1人の肩に人差し指をツンツンとつけて声をかける。
『な…七谷さん…』
でも情報部の人はあたしを見ずにあたしの後ろを見ている。
しかも声が震えているし顔がこわばっている。
「………え?」
あたしと白金は情報部の人達が見ている方向へと目を向ける。