『俺はお前のもんだ』

「じゃあ帰るか」

と水谷君が立ち上がった。

「そうだね」
と私も立ち上がろうとした瞬間

「水谷君!私と一緒に帰んない??」
「えーずるい、あたしもー!!」

あっという間に女の子たちに囲まれてしまった。
水谷君大変そうだな・・・
これじゃあしばらく帰れそうにないから
私は先に帰ろう・・・

「待って渡部」

と言って女の子たちから抜け出して


「俺、こいつと帰る約束してるから無理」

私そんな約束してないよ・・・
げっ、女の子たちの視線が痛い…

ム、ムリ・・・

「え・・・水谷君私そんなこと「いくぞ渡部」

そのまま腕を掴まれて私は連れていかれた
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