『俺はお前のもんだ』
「ほのり。準備は良い?」


「うん」


ふぅ…。深呼吸、深呼吸。
「じゃあ開けるよ。」


ガラガラガラ


うぅ…やっぱ無理。


私が思ってた通り、みんな私達に注目している。
私は思わずみなちゃんの後ろに隠れた。


でも、一瞬チラッと顔を見ただけで、すぐ視線を元に戻した。


「ほ~ら、大丈夫よ。多分、誰かしら声かけてくれるわよ。」


「そ、そうかな」


「黒板に座席表貼ってあるから見に行こ!」
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