『俺はお前のもんだ』
お言葉に甘えて、お風呂に先に入らせてもらった。

「んー、スッキリ」

気持ちよかった…
やっぱりお風呂は心が癒される。
お風呂大ー好き。

爽に出たことを伝えるため爽の部屋に向かった。

「爽?上がったよ…」

「コッノヤロ、死ねー!!!!こいつっ、しぶといヤツだな!!!」

「あ、あの爽?」

やばい!!死ぬ!!、とかなんとか言ってる爽に再び訪ねる。
が、返事はない。
ゲームに夢中みたい…
ど、どうしよう…

アワアワと困っていると、
「あれ?ねーちゃん!!いつからいた!?」

「さ、さっき…」

「全然気付かなかった!!俺、こいつ倒してから風呂入るから、兄貴に先に入るよう言って!!」

「わかった」

会話が終わると、すぐゲームをやり始めた。

もう…
自分で言えばいいのに…

ぶつぶつと小言を言いながら、お兄ちゃんの部屋に向かった。

< 33 / 80 >

この作品をシェア

pagetop