『俺はお前のもんだ』
「わかってるよ、じゃあ、行ってきます」

朝ごはんを食べ終え、学校へ向かおうとした、


が、


「待て。送ってってやるよ」

お兄ちゃんに止められた。

「え…い、いいよ…」

「そんな、遠慮すんなって」

遠慮なんかしてないのに…

お兄ちゃんと学校行くと、大変なことになる。
中学の時に経験したことがある。

キャーキャー女の子達はうるさいし、クラスメイトには質問攻めにされる。

あれ、彼氏?とか、

紹介して!!とか、

色々言われたりもする…
もちろん悪いことだって言われる…

「…ほのりは兄ちゃんのこと、嫌いか?」

目をウルウルさせて訴えてくる。

うっ…
こ、断れない…

「…じ、じゃあ、お願いします…」

「りょーかい」

しょうがなく、お兄ちゃんと一緒に学校に向かった。
無事学校に到着。
誰にもバレずに済み、学校生活は順調に進んでいった。
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